「決定論」や「自由意志の有無」の議論は存在しますが,日常的な感覚として,学ぶ前提には「知りたい・できるようになりたい」という本人の強い意志が必要であると考えられます.そして、個々人が自身の意志に従うことができる前提には人権を尊重する社会があります.
(トマス・ホッブス,コメニウス,ジョン・ロック,ルソー,アダム・スミス,エレン・ケイ,カール・ポパー,ポール・ラングラン,イヴァン・イリイチ,パウロ・フレイレ,デヴィッド・グレーバー,ホイジンガ)
- 「学びたい」と思わない人の頭に銃を押し付けて「学べ!」と**学習を強制することは善であろうか?**それに効果がある場合,恐怖そのものでは無く「それでも私は生きるのだ!」という意志によるものではなかろうか?(V. E. フランクル)
- 科学の進歩とは「『現時点における暫定的な真実』の更新」であることを伝えます.独断でもなく社会からの強制でもなく,個人が信じる「真実」の集合体としての「パラダイム」を「真実」に近づけるためには民主的な社会が必要であることを伝えます.(人権が発見される以前の科学の進歩をどの様に説明したらよいかしら?僕自身の課題)(カール・ポパー)
- 「力学Ⅰ」のプリントの体裁は「演習プリント」ですが「教師が解いてみせることで法則の説明・公式の導出・注意すべきポイントを明示」するような問題が含まれています.一方的な教示ではなく,教師と学生は同じ世界に立っており,一緒に学問の世界を探検しているという感覚を共有します.
- 前項のコンセプトを具現化した結果,「YouTube動画」は教示の部分は少なく,全体的には「先輩である私が問題を解いてみた」という意識で収録しています.
- 演習プリント,動画など,自分が作った資料も人類の叡智の一部なので,世界中の誰もがアクセスできる状態にするように努めます.情報へのアクセス制限は,著作権および公序良俗に反するか否かが判断基準だと信じます.
- 教師は「授業を円滑に実施し,公正に成績評価を行う」義務を負う.教師の権力はその義務の遂行を根拠としているものだと信じます.
- 試験問題の文言・採点に関する異議申し立てを含めた学生からの意見には真摯に公正に対応します.
- 試験の計算用紙には「拡大印刷などの個別対応を行った学生」への注意事項を常に表記する事で,個別対応の相談が行えることを全員へ伝えます.