問題解決への4つのステップ

『いかにして問題をとくか』(G. ポリヤ,丸善)という書籍で示されている問題解決への4つのステップを「物理の試験問題を解く」ことを念頭に要約.


  1. 問題を理解する

    1. 答えるべきものは何か?
    2. 与えられているものは何か?
    3. 図・グラフ・表を描けるか?

    *専門用語・独特の言い回しを知っている必要がある.


  2. 計画を立てる

    1. どの分野,どの単元と関係あるか?
    2. 出題者の意図を読み取れるか?
    3. 使えそうな法則・定理・公式はあるか?
    4. 似た問題に出会ったことはあるか?
      1. 過去問・既に配布されている資料・教科書に類題はあるか?
      2. 解こうとしているものが過去問であれば,演習プリントに類題はないか?
      3. 適切なキーワードが思いつくか?ネット検索で類題は見つかるか?
    5. 小問に分割する事はできるか?(Divide and Conquer) 途中の解を仮置きする事で,与えられているものから未知のものまでつなぐことはできるか?どこが既習知識で,どこが新しい知識か?

    *法則・公式を知っている必要がある. *たくさんの問題に触れた経験が必要である.


  3. 計画を実行する

    1. 見直しの為のメモを残せ.
    2. できるだけ文字のまま式操作を行え.
    3. 手計算の場合には,小数と分数の置き換え・約分・分母の有理化・共通因数でくくるなど整理をしたうえで計算を行え.
    4. 関数電卓の機能を活用せよ.
    5. 計画の各段階の答えの妥当性を確認せよ.

    *数値計算に熟達している必要がある. *文字式計算に熟達している必要がある. *有効桁数・科学表記に熟達している必要がある.


  4. 答えを吟味する

    1. その解は妥当か?
    2. その解を見たことはあるか?
    3. 分かりやすい数値を代入したとき,当然の解が得られるか?

    *妥当性を比較するために様々な経験が必要である. *実際の運動,パラメータを変えたときのグラフの変化など,想像する能力が必要である.